加工機械メンテナンス
有限会社タキオンの 適切な加工油の作り方の機械洗浄により 加工精度はワンランク上がります!
適切なクーラント液の作り方をご存知ですか?
正しいクーラント液の作り方は、水が先で油を後に入れます。
もし、逆に入れた場合には、機械や工具、ワークに下記のような影響を与えてしまう可能性があります。
- 1.液の安定性が悪くなる(腐敗しやすい)
- 2.機械やワークへのベトツキが増える
- 3.粒径サイズが大きくなるため切削性能が悪くなる
- 4.洗浄不良が起きる
- 5.ワークピースにシミや錆が発生する
また、クーラント液の管理で最も重要なことは、『濃度チェック』です。
最低濃度を下回ると下記のような現象が起こります。
- 1.液が腐敗する(悪臭発生)
- 2.切削性能の低下が起きる
- 3.機械内に錆が発生する
- 4.ワークピースに錆(シミ)が発生する
定期的な機械洗浄により工作機械は甦ります!
工作機械は、日々過酷な条件下で動いています。
定期的な機械洗浄をすることにより、加工精度が安定し工作機械も長く使えます。
弊社では、加工油の入れ替え作業時に機械の洗浄をいたします。
熟練者が適切な方法で、機械を隅々まできれいに洗浄します。
機械洗浄の流れ(Movie)
加工機械のメンテナンスにおける、クリーニングの工程を映像でご覧いただけます。
加工機械洗浄は、加工精度の維持向上・悪臭の除去・加工技術者の健康維持の上でも大切な工程です。
1.入れ替え前日
12~24時間前に洗浄剤を入れます。
クーラントポンプ、パイプなどのヨゴレを取るために、加工油の入れ替え作業前日にタンクの中に洗浄クリーナーを流し込みます。
2.清掃作業Ⅰ
高圧洗浄機(温水)を用いて、加工室内から切粉やスラッジを除去していきます。そして、タンクやクーラントポンプを清掃していきます。
3.清掃作業Ⅱ
タンクを引き出し内部まできれいに清掃します。切粉、スラッジなど全て除去していきます。チップコンベアの下も隅々まできれいにし、クーラントチラーのタンクもすべて行います。
4.清掃前・清掃後
マシニングセンター用のパレットも隅々まできれいにします。清掃前と清掃後のきれいさをご確認ください。
5.張り込み作業(フラッシング)
新しく入れる加工油と同じ油を高倍率にしてポンプ内を循環させ、清掃前の油や細かなヨゴレなども取り除きます。